Smokebeesを聞いてほしい件
2019年の3月は新譜ラッシュ。ジャパニーズハウス、アメリカンフットボール、ステラドネリー、日本だとザ・ノーベンバーズ。
そして3/20、こんな新譜がでた。
Smokebees 「Imaginary Lights Never Fade」
そもそもどんなアーティストなのか。簡単に言うと、日本人2人組の宅録ユニットだ。メンバーである Taku Sudo と Miki Hirose はそれぞれ別の名前やグループでも活動している。(下はアー写)
カセットのEPなどもリリースしていたが、今作がフルアルバムとしては初の作品になる。
このアルバムを作るにあたって、影響を受けたと本人たちがSNSで語った作品たちが以下である。
① MicroPhone 「Before The Waves Roll In」
② A Grave With No Name 「Feathers Wet, Under The Moon」
③ Astrobrite 「Pinkshinyultrablast」
④ Triathalon 「Online」
⑤ Seabear 「The Ghost That Carried Us Away」
⑥ The Smith 「Hatfull of Hollow」
⑦ Sparklehorse 「It's a Wonderful Life」
宅録らしい電子音が随所にあるけど、全体的にはインディのオルタナとかドリームポップ的な柔らかい音楽。遠い田舎で作られたように感じる曲もある。かと思えば轟音系ポストロックみたいにギターがかき鳴らされるところもある。上記であげられた音楽からの影響がたしかにあるように思える。
でも、どの曲も耳に突き刺さる強い音ではなく、狭い空間をじんわりと満たしていくような広がりを感じる。大音量で聴いても疲れない。(本来はそういう音楽じゃないんだろうけど)
ストリーミングでも聞くことができるので、以下にリンクを。
Smokebeesの「Imaginary Lights Never Fade」をApple Musicで
Imaginary Lights Never Fade by Smokebees on Spotify
自分のお気に入りの曲を3つあげてみる。
#1「Playpark」
電子的な音と田舎っぽい音が合わさってのどかな曲。Mumが好きな人とかはハマると思う。
#6「Miyoko」
この作品中で一番ドリーミーな曲。Youtubeでもこれは聞くことができる。これを聞くためだけでも買う価値がある。
#11「Illuminant」
ラストナンバー。最後らしく切ない感じに仕上がってる。鍵盤が一番作品中で綺麗に聞こえる。一枚を通して聞いてきて、最後に聞くことでより光る曲。
CDが欲しくなったら下に貼ったこのアルバムの特設サイトで、売ってるお店をチェックしてほしい。ライブの情報もある。(現時点では名古屋のみ)
もっとこのアルバムが聞かれますように。